そんなある日に投稿された動画が、内容はそれまでのホノボノとしたものではなく、北村さんが普段、仕事としておこなっていることを動画にしたものでした。この動画からは緊張感が伝わってきて、怯えた犬が動くたびに私も反応してしまい、何度見ても同じでした。「ポチパパ Animal Rescue Nursing」が投稿してきた動画の中でも視聴数が高い動画で、コメントも多く寄せられています。問題犬に関係がある方や、これから犬を飼おうと思っている方に観てもらいたいと思い、記事にしました。

動画の内容

Cedric CloothによるPixabayからの画像

人馴れしていない犬の首輪の付け方を実践しています

この動画に出てくる3頭の犬は、保健所に保護されたあとに北村さんが引き取ってきました。三頭とも人馴れしていなく、反対に人に対して不安や敵意を持っているようです。この動画で北村さんは、自ら三頭に首輪をつけていきます。三頭とも、ゲージの外から自分に近づいてくる北村さんの手に恐怖を感じているようで、犬たちは北村さんの手に口を持っていき噛むしぐさをしたり、狭いゲージの中を逃げ回ります。

そんな犬たちに対して北村さんは自分の気持ちを落ち着かせながら、犬たちが自分の手や首輪に慣れるまで待ち続けます。約35分という、YouTube動画としては長い動画になりますが、緊張感のあるこの動画は、見終わった後に「もう35分たったの？」と思わせるような内容になっています。

北村さんの解説も聞けます

動画の中で作業しながら、北村さんは「何をしているのか、どうしてこうしているのか、こうされると犬がどう思うのか」を開設してくれます。犬たちの反応を見ながら、北村さんの解説を聞くと「なるほど」と思うほど説得力があり、もっと知りたいと思うようになりました。

動画を観終えて思ったこと

動画の北村さんが実践している技術に感心する一方、三頭の犬たちの反応に「子の子達は、今までどういうふうに生きてきたのだろう？」と思い、悲しくなりました。北村さんが投稿してきた動画の中には、様々な経験をしてきた犬たちが紹介されています。この子達が幸せになってくれればと思います。