「分杭峠(長野県)」私の行きたかった場所#02

分杭峠について

分杭峠(ぶんぐいとうげ)は長野県にある峠で、日本三大パワースポットの1つといわれています。

分杭峠がパワースポットになった理由

1995年に日本の研究団体が中国政府公認の気の研究団体創始者に調査してもらったとき、分杭峠には良い気が出ている場所だと言われ、そのときから分杭峠はパワースポットとして扱われるようになりました。

もう一つの理由として、分杭峠は中央構造線の上にあり「二つの地層が接することでエネルギーが発生し、その影響で磁場がゼロ(無い)状態になっている」という考えから、ゼロ磁場だといわれるようになりました。

<中央構造線とは>

明治時代にドイツ人地質学者が日本の地質調査をしているときに、日本を縦断している大断層を確認し、そのときの大断層が「中央構造線」と名付けられました。

ちなみに、「中央構造線」を発見した地質学者はエドムント・ナウマンという名前で、ナウマンゾウの名称の由来となった方です。

土砂崩れによる分杭峠の現状


分杭峠関連のサイトによると、近年、分杭峠付近の数か所で土砂崩れが発生しているようです。

  • 2018年7~8月
台風による大雨により土砂崩れが起きる。その影響で一時的に分杭峠の「気場」と呼ばれている場所にある水場への道が通行禁止になった。
  • 2020年7月
国道152号線で大雨による土砂崩れが起きる。そのため2021年中の分杭峠行きシャトルバスが運行中止になった。

分杭峠に行く前に道路情報の確認が必用!

分杭峠では自然災害により道路が通行禁止になっていることがあるので、分杭峠に訪れる予定のある方は、事前に最新の交通情報を必ず確認してから出発しましょう。

<分杭峠の交通情報問い合わせ先>

伊那市観光協会
長野県伊那建設事務所

分杭峠の過ごし方や変化と、おすすめの持ち物と注意事項

分杭峠のおすすめの過ごし方や、分杭峠に来たことによる変化の可能性とおすすめの持ち物を御紹介します。

どこのパワースポットでも同じことがいえますが、パワースポットに訪れたときには最低1時間以上の滞在がすすめられています。

分杭峠の気場

インターネットで分杭峠について調べていると、どうやら分杭峠には気というエネルギーが感じられる場所があるらしく、そこの場所は気場と呼ばれているようです。

<一般に案内されている気場の場所>

分杭峠に到着し、大駐車場から坂道を下って行った先の山の斜面が気場として一般的に紹介されているそうです。

<ネットで紹介されている本当の気場といわれている場所>

国道152号線沿いに分杭峠の標識と「従是北 高遠領」と彫られている石碑が建てられている場所から左折し、車両通行止めになっている場所から舗装されていない林道を徒歩約20分ほど(約数百m)行くと、道が左にカーブしているわずかに広くなっている場所に到着するそうです。

その場所の右側は水が流れる沢になっているそうで、その場所に濃い気が感じられると一部の人々のあいだでいわれているようです。

※ただし、数年前に発生した土砂崩れにより地形が変化し、状況が変わってしまった可能性もあるとのことなので、現在はどうなっているのか分かりません。

分杭峠に来たことによる変化の可能性

分杭峠の周辺は山の中で多くの木々が植わっており、現地に来るだけでも森林浴になるようで心身ともにリフレッシュされて帰られる方が多いそうです。

分杭峠に来たことによる影響は、一般的なパワースポットに求められているような開運などではなく、豊かな自然の中に居ることでの心身のストレス解消ができやすいので、それに伴う体調改善を求めて多くの人が訪れているようです。

おすすめの持ち物

分杭峠に行くときに持っていくと便利なものを御紹介します。

<おすすめの持ち物>

ポリタンク、ペットボトルなど分杭峠の水を持ち帰りたい方の必需品。

※分杭峠には、沢を上ったところにある丸木橋を渡った先に取水口があるようです。

折りたたみイス、レジャーシートなどの敷物分杭峠に長時間過ごすための必需品
防寒具寒さ対策(特に4、11月は寒さを強く感じるようです。)
飲食物
時間をつぶせるもの

注意事項

  • 分杭峠に車で来られている方の中に車上荒らしの被害にあわれた方がいるようです。
  • 女性は人の少ない時間帯は特に注意してください。
  • ゴミは持ち帰り、マナーを守りましょう。
  • 分杭峠にはトイレがありません。
  • 携帯電話の電波が届かない可能性があります。

分杭峠への行き方と情報

分杭峠に行くために通る国道は、積雪により冬になると閉鎖されるので同時にこの期間は分杭峠にも行けなくなります。

分杭峠へは自動車では行くことができません。分杭峠へはシャトルバスでのみ行くことがことができます。シャトル乗り場前にある売店「プラーナ零磁場売店」で販売されている往復チケット(大人:1000円)を購入することでシャトルバスに乗車できます。

分杭峠行きの始発は8時、最終便は14時半(2022年3月現在)、なので、早めに出発することをおすすめします。なお、約30分~1時間間隔での運行予定です。

<シャトルバス発着場所「粟沢あわさわ駐車場」>

<分杭峠の情報>

名称分杭峠
所在地〒399-3501 長野県下伊那郡大鹿村鹿塩
入場料300円(環境整備協力金として利用)
問い合わせ先伊那市役所:0265-78-4111
シャトルバス・(一社)伊那市観光協会(伊那市役所内):0265-96-8100(平日8:30~17:00 )

・伊那市高遠町観光案内所:0265-94-1745(毎日8:30~17:00)