「どうやら私は闇深い人と縁があるらしい」【私が見てきた人の闇シリーズ】まえがき

私は子供の頃から家では親や姉に虐待され、小中高と学校では先生から距離をおかれ、同級生からはイジメを受けてきた。高校を卒業して社会人として働きだしてからは上司や先輩にイジメられて一時期、人間恐怖症になり二十歳になるまでニート生活を送っていたこともある。
二十歳から再び働き始めてからも下は16歳から上は60歳までの幅広い年齢、性別の人たちに様々な嫌がらせを受けながら、気が付けば50年生きていて現在に至っていた。

今、50年の人生を振り返ってみて、自分は本当に人との縁が無かったなと実感する。人の悪い部分を見るために生まれてきたのではないかと思ったこともあった。

そんな生活を送ってきたので途中で精神的に病んだこともあったけれど、何とか自力で克服することができ、今は若い頃よりも精神的に安らかな日々を送れていると思っている。

50年間、なぜ自分は人から嫌がらせを受けなければならないのか、どうしたら人から嫌がらせを受けずに普通に生きていけるのか、そればかり考えながら試行錯誤して生きてきた。

幼稚園に入学する前から家族は崩壊していたし、頼れる先生や友達、親戚もいなかったし、何か困ったことが起きても相談できる相手がいなかったので、私は本とテレビの情報を基に考えて行動していた。

そのため両親や兄弟などから助けてもらえる同級生たちとは全ての面でズレができて、結果的にイジメられる結果になっていたと今では思う。お世話になった小笠原さんという女性からは「お前は下手な生き方をしているな」と言われたことがあり、今、振り返ってみると本当にその通りだったなと苦笑してしまった。

そんな人生を送り続けて50歳が目前になった頃「こんな体験、私しかしていないだろうな」と思うようになった。私は本やテレビ、仕事のために今の土地に移住してからはインターネットで自分と同じような人生を送ってきた方々のエピソードを読み、自分が抱えてしまった問題を解決するための参考にさせてもらってきた。

だから今度は自分の経験を自分と同じように生きる方々のために書き残したいという考えが日増しに強くなっていき、今回、ブログ記事と動画にすることにした。私の書いた記事や動画を参考にしてもらっても良いし、反面教師的に使用してもらっても良いと思っている。

そんな内容では動画の視聴者やブログの読者が集まらないのは分かっているけれど仕方ないと諦めている。小笠原さん、私はいつまでたっても下手な生き方しかできないようです。