ドッグスクールポチパパ北村紋義(きたむら あやのり)

この動画を作った方は、犬が大好きで、犬のために日夜、活動されている方です。北村さんの動画の数々は、犬を飼うということはどういうことなのか教えてくれます。

鉄工所のオッチャン→ドッグトレーナー→現在Dog Rescue A&R

動画投稿者:ドッグスクールポチパパ北村紋義

動画元:鉄工所のオッチャン→ドッグトレーナー→現在Dog Rescue A&R

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北村紋義さんについて

北村さんが犬の愛護を始めたきっかけ

【北村さんは経営していた会社を倒産させ、愛護活動を中心に活動してきました。愛護活動を本格的に始めた当時、飼っていた「ポチ」が病気で、毎日、病院で点滴や注射を打たなければいけない状態だったため、獣医に支払う金額が1日6,000~8,000円必要になり、知り合いの方に頼んでアルバイトに行っていました。

8時~17時まで働き、日払いにしてもらった給料の大半を治療代として払ったため、手元に残るのはわずかだったそうです。当時の北村さんは、飼育していた数頭の飼い犬たちの世話と散歩のために睡眠時間が2~3時間の状況で、気候の影響を受ける重労働のアルバイトをこなしていたそうです。

その頃から問題犬だった秋田犬のアキラを飼育されており、アキラをキッカケに犬の勉強を始めたとおっしゃっています。「自分の元にアキラが来ていなかったらトレーナーになっていなかった」と言わせるくらい北村さんに強い影響を与えた犬のようです。また、「アキラをなんとかしたいから、アキラと同じような犬が現れたら困るという理由で、犬全般の心理・行動を勉強した」ともおっしゃっています。

犬について学ぶうちに自分の犬を理解できるようになった北村さんは、世の中の難しい問題のある犬について触れながら学びたいという思いがつのり、武者修行的な意味で、アルバイトをしながら無料で問題犬相手の仕事を始めます。経験を積み重ねた北村さんはトレーナーになる決断をし、「犬と共に生きたいから施設を造りたい」という思いを最終目標として持つようになったそうです。

ドッグ・トレーナーは需要が少ないため、トレーナーを始めた頃は食べていけるほどの収入は無く、サイトを作ったり、ブログを書いたりして情報を発信し、自分の腕を売っていきました。それでも暫くの間は金銭的に苦しかったため、アルバイトをしても足りないときは、車などの財産を売り、数日間も食べることができない経験をしながら愛護活動を続けていきます。

そのような状況の中でも「自分が犬を保護すると言ったから、それで犬が病気になったからといって支援を求めてはいけない」という気持ちを持ち続け、北村さんは支援を受けようとは一切、思わなかったそうです。ある日、北村さんの飼い犬「つぼみちゃん」が肺疾患にかかり、莫大な治療費が必要になってしまいます。北村さんを心配した周囲の人々から「無理だから支援を頼みなさい」と言われ、そのとき初めて支援を頼まれたそうです。

その後、クラウドファンディングを利用して施設を建設し、現在は北村さんがYouTubeで投稿を続ける各動画で見られるような活躍をされています。

引用:YouTube動画「鉄工所のオッチャン→ドッグトレーナー→現在Dog Rescue A&R」より書き出し】

北村さんの経歴を知って思ったこと

Dan FadorによるPixabayからの画像

犬北村さんは、自分の決めたことは、とことん突き進んで、どんな状況になっても信念を貫き通そうとする強い心を持つ方なのだと思いました。好きな犬のために自分を捨ててしまう人は、少ないと思います。私自身も飼い犬のために様々なことを諦めてきた経験があるので、感情移入する部分があります。

管理人が動画に惹かれた理由

犬が大好きで私は中学生の頃から二頭の犬を飼い始め、約15年間、一緒に暮らしてきました。家族仲が悪く、家族間での争いが多かったこともあり、自宅にいるときに安らげるのは、犬と一緒にいるときでした。共に暮らす時間が長くなるだけ犬が大好きになっていきました。

「リロ」は障害犬だったのかもしれない

Cedric CloothによるPixabayからの画像

犬北村さんの動画には何頭もの問題犬が登場します。問題犬とは「周囲の人や犬に噛みついてきたり、攻撃をおこない周囲と普通にコミュニケーションが取れない犬」を指す言葉です。私が飼っていた犬の一頭に「リロ」という雑種犬がいました。「リロ」は生まれてから私の母が面倒を見ていました。家庭の事情から面倒を見るのが私に変わったときのことです。「リロ」は私に向かって唸り、噛みついてきました。「リロ」が生まれて1年くらい経った頃のことです。

当時は、どうして「リロ」が自分に対して攻撃してくるのか分かりませんでした。「リロ」は攻撃するけれど、気が向いた時には身体を触らせてくれたからです。「リロ」が身体を触らせてくれるときは、できるだけダッコしながら話しかけるようにすると、1か月くらいでお腹を見せて撫でさせてくれるようになりました。

北村さんの動画を観るうちに「リロ」がどうして攻撃してきたのか理解できた気がします。信用していた私の母親が居なくなって寂しかったのと、それまでは時々しか現れなかったのに急に接触してきた私が怖くて仕方なかったのだと思います。

犬の行動の理由を解説している動画

skeezeによるPixabayからの画像

動画の中の北村さんは、犬の心理状態の説明や原因、対処法を分かりやすく説明し、行動で示してくれます。それを観ながら私は「そうそう、自分も同じことをしていたなぁ」と昔の出来事を思い出し、相槌を打ったりしています。北村さんが動画内で話されることは現実的でシビアな内容なので、犬に幻想を持っている方々には厳しく聞こえるかもしれません。

でも、その現実から目をそらして犬を飼うことで「問題犬にしてしまう可能性」が大きくなるのなら、犬を飼う前に現実を知って全員が幸せに暮らせるようになった方が断然良いと思うのです。

犬以外の部分も

北村さんは動画の中でおっしゃっていましたが、会社を経営していたままだったら裕福な生活ができた可能性があるけれど、犬の愛護のために茨の道を自らの意思で選びました。私も若い頃「下手な生き方してるな」と言われたことがあるくらい普通とは、かけ離れた生き方をしてきました。

北村さんから自分と同じ匂いを感じ、犬に囲まれる生活を羨ましく思いながら動画を観続けるうちに、気が付けば、北村さんの動画の新着通知を待ちわびる日々を送るようになっていました。

ドッグスクールポチパパ北村紋義さんの活動

Free-PhotosによるPixabayからの画像

保護犬と障害犬を専門としている方

北村さんは「動物愛護団体Dog Rescue A&R」を運営されています。何らかの理由で保護された犬や、周囲と問題を起こしてしまう問題犬のリハビリなどを中心に活動されています。北村さんの動画では、周囲の者に攻撃してきて世話が困難だとされる保護犬を、再び人と暮らせるようにリハビリし、安定した状態にしてから里親に出す様子も数件見ることができます。

施設にいる保護犬たち

北村さんの施設には、保護しても何らかの事情で里親に出せないため、施設で余生を送ることになった犬たちが何頭か飼育されています。北村さんの動画に登場するその子たちは、実際に会って触りたいと思うくらい個性的で愛らしいです。彼らが保護されるまでのエピソードは動画で紹介されているのですが、どれも悲しいものばかりです。だからなおさら、動画で現在の彼らが施設で楽しそうに走り回っている姿を見るたびに「良かったね」と嬉しく思えてくるのだと思います。

問題犬になった飼い犬も、飼い主が治せる可能性がある

Sven LachmannによるPixabayからの画像

【(前略)「ホワイトシェパードの飼い犬が人を噛んで、散歩も上手くできないので、福島県からセッションを受けに行きます」との電話がありました。その方は電話を終えた後で、北村さんのYouTube動画を観て、飼い犬のホワイトシェパードをコントロールできるようになったそうです。引用:YouTube動画「連休明け嬉しい便り! Dog Rescue A&R」からの書き出し】

YouTubeに動画を投稿するようになって、北村さんへの問い合わせ電話の本数が増えたそうで、現在は大変にお忙しいようです。そんな日々の中で「動画を観た飼い主さんから、問題犬だった飼い犬を治すことができた、という報告が何件も来ている」と北村さんが嬉しそうに語る姿を見て、私も嬉しく感じました。

北村さんは、問題犬のリハビリの他に、犬の飼育に関しても動画で話されているので、犬を飼われている方全般に見ていただきたいです。