中山市郎の怖い話「雪山で他界した友人に助けられた話」実話怪談・心霊・オカルト

動画元:【睡眠用】中山市朗の怖い話1
動画投稿者:bensfactory

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【 中山市郎さんの動画記事 】

動画について

御紹介した動画は怪異収集家の中山市郎さんが、集めた実話怪談の中の一つを語られているものです。

【中山市郎さんの詳細は下記の記事を御覧ください】

【怪談の内容】

編集長の仕事をされているAさんが体験されたお話です。

中山さんがお話を聞いた当時のAさんは50代を過ぎていて、そのAさんが大学生の二回生のときに体験された出来事でした。

当時のAさんは山岳部に所属しており、8~9人で一列になり5月の南アルプスを登っていました。

最初は空は雲一つない五月晴れだったのですが、登山中、急に雲が出てきて吹雪になってしまいます。

吹雪に備えていなかった一行は、山小屋に避難するか、下山するかの二択しかありませんでした。

そこで同行していた先生は、現在の位置から近いという理由で、山小屋に向かおうと言い出します。

山小屋に向かって歩き出すと、山の上から轟音が聞こえてきて雪崩が一向に向かってきたそうです。

それを見て身を伏せたAさんの目の前を雪崩が流れていきます。

しばらくして目を開けると、前を歩いていた二人がいなくなっています。

下を見ると、雪崩に飲まれた二人の足が見えました。

それを見た先生と先輩の二人が救助に行くことになり、列の後方にいた部員が下山して救助を求めに行くことになります。

そして残りの部員5名は山小屋に避難するために上に歩いていくよう指示が出されました。

山小屋に到着した5名は、火などの温まる物が何もなかったため5人で肩を寄せ合い、寒さのため震えていたそうです。

数時間後には先生と先輩が山小屋に来て、5人と合流します。

雪崩に飲まれた二人は亡くなっていたそうで、どうすることもできずに雪の中に埋めてきたと二人は説明しました。

山小屋の7人は、持ってきた食料を食べながら、救助を求めに下山した部員が、救急隊員を連れて戻ってくるのを期待して、一晩を山小屋で過ごすことになります。

夜も更け、吹雪の音を聴きながらランプの明かりの中で震えていた7人の耳に歌が聞こえ始めます。

その歌声は次第に大きくなり、足音と共に山小屋に近づいてくるのが分かりました。

そして…。

【南アルプスの場所】

動画を観て思ったこと

管理人が御紹介した動画を観たとき、とても切ないお話だなと思いました。

吹雪の中で聞こえてきた歌の内容が、亡くなられたお二人の気持ちを表しているようで心苦しくなりました。

まとめ

御紹介した動画はいかがでしたか?

実話怪談は怖い内容がほとんどですが、今回のお話は聞いていて悲しくなるお話でした。